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ご挨拶

船﨑理事長

一般財団法人青森県工業技術教育振興会は、昭和62(1987)年 9月に設立された財団法人青森県工業技術教育振興会を前身として、公益法人制度改革関連法に基づいて、平成26(2014)年4月に設立された法人です。本財団は、産、学、官、金の緊密かつ適正な連携のもとに、青森県における工業技術に関する教育研究の振興を図り、もって地域社会の科学技術および産業の向上発展に寄与することを設立の目的としています。この目的の達成のために、(1)技術開発・ 研究開発助成、(2)講演会、研修会の開催、(3)科学技術に関する研究成果や工学情報の提供、(4)技術開発及び研究開発に関する受託研究、(5)地域産業 の技術高度化のための調査研究、(6)工業教育用の情報技術の開発、そのほか、本財団の目 的達成のために必要な事業を行うこととしています。

本財団は、上記の目的と使命に沿って、八戸工業大学を中核機関として、同大学及び周辺機関の高度かつ実践的な教育、および研究の成果を基盤に、様々な事業を展開してきました。事業の中核を担う八戸工業大学は、大学院工学研究科博士前期・後期課程、工学部、感性デザイン学部、基礎教育研究センター、地域産業総合研究所を擁し、社会のニーズに応えられる人材育成や地域の課題を解決する研究活動に積極的に取り組んでいます。また、経済産業省、文部科学省等の事業を始めとして、青森県、八戸市等の自治体、科学技術振興機構(JST)の事業、および企業との共同研究などに取り組み、特にエネルギー・環境分野、インフラ分野、デザイン・ものづくり分野、医工分野での教育研究活動を行ってきています。また、国立研究開発法人の産業技術 総合研究所(AIST)・海洋研究開発機構(JAMSTEC)・新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO)等と、人材育成連携、研究開発等を積極的に進めています。さらに、海外の大学、青森県、八戸市、青森県教育委員会、青森県産業技術センター、および日本政策金融公庫を始めとする金融機関、その他多くの機関と学術交流協定を締結しており、産学官金連携を強化しています。

本財団は、これまでと同様に、八戸工業大学他の専門家と教育研究装置・設備を活用し、各種試験調査、並びに行政機関や企業などからの受託研究を始めとして、フォーラムや学術講演会・技術セミナーなどへの支援、さらに地域における若手研究者への研究助成や優秀な研究者、教育者、技術者の表彰など、青森県及びその関係地域における技術者育成や産業振興に関わる事業を展開していきます。また、八戸工業大学等と連携しながら、工業技術に関する情報発信も行っていきます。

今後とも、本財団に対する皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。

一般財団法人 青森県工業技術教育振興会
理事長 船﨑 健一